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環境を考えた
輸送

このままでよいのでしょうか。

『環境問題』と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?地球温暖化、異常気象、京都議定書、大気汚染・・・・

最近はメディアで目にする機会が多くなり、関心のある方が多いかと思います。環境問題への取り組み方が選挙の論点になる国もあるほど、国際社会全体で大きな課題となっています。
 
地球温暖化の主因とされる二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)の排出量削減が地球的規模で議論されていますが、
我が国でも総合物流施策大綱(2013-2017)が閣議決定され、物流の効率化の重要性と、さらなる“環境負荷低減”に向けた取り組みが示されています。
 
環境負荷の少ない鉄道・内航海運の輸送力強化とモーダルシフトの推進、トラック、船舶、鉄道等の省エネ化等もその一つです。

エコレールマークとは?

平成元年に誕生した「エコマーク」は、現在多くの商品やサービスに表示されており、身近なものとなっていますが「エコレールマーク」はご存じでしょうか。エコレールマークは、環境に配慮した貨物鉄道を利用していることを示すものです。これまでは商品を購入する消費者が、どのような輸送手段で運ばれてきた商品なのかについて、なかなか知ることができませんでした。しかしこのエコレールマークが表示されていることによって、環境に配慮した運送手段で運ばれてきたことがわかるため、これから環境問題に取り組むうえで、消費者のみなさんの「環境問題を考える」選択肢になるのではないかと思います。

日本フレートライナー株式会社は、エコレールマークの協賛企業です。

日本フレートライナーは、エコレールマークの協賛企業として  お客様の環境対策をお手伝いしています。
 
  • お客様と一緒になって鉄道ご利用の仕組みを作り上げる。
  • 鉄道輸送用大型コンテナをご用意してお貸しする。
  • JR貨物と専門的な輸送計画を立てる。
  • 鉄道が不通になった場合は、鉄道に代わってトラックでコンテナの緊急輸送を行う。
  • 鉄道利用の資格を取得されるときに認可・届出等の手続きをお手伝いする。
  • お客様の鉄道輸送のご利用をソフト面、ハード面にわたってサポートいたします。


エコレールマークについてはこちらをご覧ください

CO2排出量は、営業用トラックの約13分の1

では、どのくらい環境に配慮しているのでしょうか。国土交通省が公表している輸送機関別CO2排出量原単位の調査を見ると、2019年時点で、「営業用トラック>船舶>貨物鉄道」となっており、貨物鉄道での輸送が二酸化炭素排出量の削減に効果があることがわかります。詳しく見てみると、1トンの荷物を1km運ぶ際に排出される二酸化炭素量は、貨物鉄道を利用することで、営業用トラックの約13分の1の排出量で抑えることが可能です。まさに、環境にやさしい輸送モードなのです。

トラックから鉄道へシフトした一例

A社

輸送区間

【発駅】新座(タ)

【着駅】福岡(タ)

年間輸送量 2,300トン
片道鉄道輸送距離 1,201Km
CO2削減量原油換算 69kl / 年

B社

輸送区間

【発駅】越谷(タ)

【着駅】梅田

年間輸送量 4,260トン
片道鉄道輸送距離 573Km
CO2削減量原油換算 341kl / 年
 

人と自然にやさしいモーダルシフトとは?

モーダルシフトとは、より環境負荷の小さい輸送手段への転換/移行のことです。トラックによる長距離輸送は、
 ・高速道通行料
 ・燃料費
 ・人件費等の高騰
 ・労働力不足
 ・排気ガス
 ・交通渋滞
 ・交通事故
 ・路破壊等
により環境問題やエネルギー問題など社会的要請への対応を図ることが大きな課題となっています。
 
発着両端をトラックの特性を活かし、長距離部分を環境負荷の小さい貨物鉄道に移し替えるモーダルシフトは、環境を考える物流業界のスタンダートとなりつつあります。

モーダルシフトに応える鉄道輸送

日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)は、鉄道の持つ安全性、確実性、低廉性、大量性、無公害性等の長所を活かしてトラック貨物を受け入れるため、コンテナの高速列車を走らせています。日本フレートライナー株式会社(FL)はJR貨物の子会社で、これらの列車を取扱う(販売する)代理店です。荷主・トラック会社や物流会社の皆様が鉄道を利用する際の窓口となっています。